第二回 北欧神話とラグナロク
2.北欧神話そのストーリーは?

 原初、世界には南のムスペルスヘイム(炎の民の国)と北のニブルヘイム(霧の国)、その間の巨大な奈落ギンヌンガガップしかなく、そこに誕生した原初の巨人イミル(両性具有者)がやがて子孫を増やし、巨人族を繁栄させました。

 やがてギンヌンガガップの氷の中から最初の神ブーリが現れ、その3人の孫オーディン(北欧神話の最高神)、ヴィリ、ヴェーイは子孫を増やしアース神族を繁栄させました。
 オーディンら三兄弟は巨人イミルを殺し、その死体からミズガルズ世界を創造しました。
 イミルの血によって引き起こされた大洪水により巨人族は一組の男女を残して滅亡しますが、その男女から再び巨人族は数を増やしました。

 アース神族と巨人族の間に生まれた悪神ロキは、やがて世界に破滅をもたらす3人の子供(怪物)、冥界の女神ヘル、魔狼フェンリル、世界蛇ヨルムンガンドを生み出しました。

<文字ばかりだとなんなのでと思って入れてみた魔探偵ロキという漫画>
<あまり関係はナイ>

 異世界から来た神々であるヴァン神族とオーディンらアース神族との戦いが勃発します。
 戦いの後、ロキの3人の子供(怪物)はそれぞれ別の地に封印されます。
 人間の住むミズガルズ世界と神々の世界を分けるため、その中央にアースガルズ城塞が築かれました。

 オーディンの子であるホズはロキに騙され、兄弟である栄光神バルドルを殺害してしまいます。ロキは捕えられ、自分の子の腸で岩に縛られます。
 オーディンは巫女から啓示を受け、巨人族とロキの封印された怪物たちとの最終戦争(ラグナロク:偉大なる神々の運命)に備え、エインヘリャル(神の兵)を集め始めます。

 巨人族は、死者や炎の国の民とともに神々の都アースガルズに攻め上りました。封印から解かれたロキやロキの子供たち(怪物)も参戦しました。
 神々は人間とともにこれに立ち向かいましたが、生き残る者はほとんどなく、世界は炎と水に包まれて死滅してしまいます。
 ただ、世界樹のみが残され、そこにかくまわれた二人の人間の男女が新しい世界を創造する。
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要約すると
巨人族繁栄!!→オーディン誕生アース神族を繁栄させる!→巨人族のユミルを殺して世界を作る。同時に巨人族99%壊滅→巨人族一からやり直して復興→ロキがアングルホダとの間に3人の子供をもうける→オーディンとそりの合わないヴァン神族とバトル!→お互いに人質を交換して和解→ロキの問題児封印→ロキと問題児復活して憎き神々に戦いをいどむ→ロキ巨人軍連合軍VS神々人間(ヴァルキリーによる特選)連合軍 この戦いがラグナロクと言われている→喧嘩両成敗→隠れていた人間が棚ぼたで世界を統治!
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 というようにつまりは人間の起源を歌ったものが神話であり。もちろん世界中に様々な形となってこういうことは伝えられています。
 おなじみのキリスト教にもこのような人類の起源が記されているのは知ってるところでしょう。

かるく注釈しておくとミズガルズがミッドガルド王国のことだったりします。
そしてその元となったイミル(ユミル)は死したとき、血は海や湖に、肉は大地に、骨は山々に。脳みそは、そらを漂う雲。歯や砕けた骨は岩や石となり、大きな頭蓋骨は天になったといわれている。
 というちょっと生々しい感じがしますが。つまり世界のすべてがこのユミルに基づくものという位置づけみたいです。

 何にせよ、神に捨てられたり、神の残りカスだったり。人間がもつ様々な感情。勇気や憎しみ。大体悪者が出てきてだまされちゃったり。そこから教訓やら人間の深層心理(オディプスコンプレックスとか)なんかが描かれているのが神話だと解釈すると大体は間違ってないでしょう。
 詳しくは私も知らないし、同じ神話によっても解釈は人それぞれだったり、翻訳時に主観が入ったりしてねじまがったりするのでそれは各々の神話の専門家に任せておきます。

 とりあえずラグナロクオンラインはこういう世界の中に存在するということなのです。
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by mill_wayn | 2005-11-25 22:21 | 北欧神話
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